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気になるもの〜続編 

前回で、気になる"OIL"バターとマーガリン類について…わかった事を書きました!
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バターとマーガリンは原料が根本的に異なるのですが、用途や風味など共通点も…
マーガリンはバターの代用食品として誕生しているので、お互いに代用できます。
トーストにバターの代わりにマーガリンを塗るなど、置き換えは可能です。
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置き換えは可能ですが、原料などに違いがあるため風味やコクが異なります。
お菓子のレシピにバターと書いてあるものを、マーガリンで代替しても作れます。
が、当たり前ですが(笑)まったく同じ味に仕上がるというわけでは無いです。
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材料や製造方法など作られた起源を知ると、より色々な事を考え無いと…
↓前回のブログです。良かったら、読んで頂ければ発見があるかも…です(笑)



目次

※ OILの種類
※ カラダに悪い?
※ まとめ



OILの種類


油とは:常温で液体状の物…植物性でありごま油やコーン油、なたね油などです。
鉱物性の(石油・灯油)なども、この中に含まれます。
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脂とは:常温で基本、固体状である物ですが…例外も含まれます。
脂肪や牛脂や肉の脂身、皮脂なども含まれます。
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バターは動物系、マーガリンは植物系の原材料から作られています。
バターの脂肪分は、原料が牛乳の動物性脂肪です。
マーガリンの脂肪分は、コーン油や大豆などの植物性脂肪ですが製品によります。
植物性脂肪の他に、牛乳以外の動物性脂肪が使われている製品もあります。
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もともと植物油というのは常温で液体…これは植物油には、融点の低い不飽和脂肪酸が多く含まれているからです。
同じ油でもココナッツOILなど、植物性の脂肪が常温で固体のものもあり、飽和脂肪酸を多く含んでいるからです。
マーガリンは植物油であるにもかかわらず、常温下でも固まってるのは…
水素を添加し、不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に人工的に変化させた加工油だからです。
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ココナッツOILは酸化し難いOILの認識があり、開封後でも変化はありません。
バターもマーガリンも開封してしまうと…徐々に製品が劣化していきます。
変色したり風味が落ちたりするので、どちらの製品も開封後早めの消費が必須です。
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保存方法として推奨されているのは…
バターは乳製品のため周囲の匂いを吸収しやすく、開封後は密封し匂い移りを防ぐ事。
バターは油中の細かな水分が、長時間空気に触れると表面が乾燥し橙色に変色します。
マーガリンも表面の水分が蒸発、表面部分がβ-カロテン色の黄色が濃くなります。
マーガリンは未開封でも開封後でも、10℃以下で冷蔵保存しなければいけません。
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成分が異なるバターとマーガリンですが、賞味期限に大きな違いは無いようです。
OIL の性質を知り、使う時も保存する時も、きちんと適正に扱う事で劣化が防げます。
冷蔵してれば大丈夫!ではなく、材料も期限もしっかりと確認する…大切ですね



カラダに悪い?


"マーガリンが体に悪い" というのは本当でしょうか?
動物性脂肪のバターの方が、植物性油脂で作られるマーガリンに比べると…
コレステロールが高く体に悪いと言われて、マーガリンがもてはやされてきました。
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しかし近年、「トランス脂肪酸」という存在がクローズアップされてからは
トランス脂肪酸を含むマーガリンなどの加工油脂類は、体に悪いものの代表に…
「トランス脂肪酸」ってよく耳にするけど、何なんだ?って思いませんか?
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植物性油脂には不飽和脂肪酸が含まれるため通常、常温・常圧下では液体の状態
液体状の植物性油脂に水素を添加して、マーガリンは固形の油脂へと変わります。
この水素を添加することで「トランス脂肪酸」が生まれてしまうそうです。
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油の主成分である脂肪酸は、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2つに分類され
体に有益な不飽和脂肪酸には、体内で生成できない必須脂肪酸が含まれています。
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植物性油脂に含まれる不飽和脂肪酸は、構造の一部分が折れ曲がった形ですが
水素を添加する際、一部の不飽和脂肪酸は真っ直ぐな構造へ変化してしまいます。
通常の脂肪酸の分子構造を、人工的に変化させて真っ直ぐな構造にしてしまった
不飽和脂肪酸が「トランス脂肪酸」なのだそうです。
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自然な油の分子構造が左右対称(シス型)硬化油は左右非対称(トランス型)
自然界には存在しない、いわば異常構造になってしまうということなのです。
このトランス脂肪酸を多く摂取すると、血液中のLDLコレステロールは増加し
HDLコレステロールが減少、冠動脈性心疾患のリスクが高まると報告されてます。
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WHOではトランス脂肪酸の摂取量を「総摂取エネルギーの1%よりも少なくすることを目標にする」という基準が設けられています。
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トランス脂肪酸は自然界にも存在して、牛など反芻動物の乳や脂肪にも含まれてます。
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バターとマーガリンどちらにも、トランス脂肪酸を含んでいます。
平成28年の農林水産省、食品中のトランス脂肪酸についてのPDFによると
商品により異なりますが、100gのバターには約1.7~2.2gのトランス脂肪酸が
100gのマーガリンには約0.2~16gが含まれているとのことです。
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疫学的調査結果によると…総エネルギーに占めるトランス脂肪酸の摂取割合が増加
そして増加していくのに伴い、血液中の総コレステロールが増加すると判明してます。
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さらに詳細に調べると、増加したのは主に悪玉コレステロールでした。
善玉コレステロールは、むしろ減少する傾向があることがわかってます。
このような作用は動物性の飽和脂肪酸よりも顕著で、
たとえ植物油由来といえども
動物性脂肪以上に、悪玉コレステロールの増加作用を持つ可能性を示してました。


まとめ


植物油は液体であるため、そのままでは用途が限られてしまいます。
水素を添加して不飽和脂肪酸を人工的に飽和脂肪酸に変化させてしまい
植物油に、動物脂のような固体としての特性を、持たせたものは硬化油と呼ばれます。
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マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングとして幅広く使用されてます。
お菓子のサクサク感や、なめらかな舌触りといった食感はまさに硬化油のおかげ
硬化油は酸化されにくい特徴を持ち、食品の日持ちを良くする目的でも使用されます。
植物油から合成される硬化油は加工食品には無くてはならない材料になってます。
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確かに、美味しく感じる食感を得られるのは凄い!とは思います。
だけどどうなのでしょう?自然のものを構造から変えてしまったものです!
カラダに悪い可能性があるものを好んで、摂取する事は無いと思うのです…
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これを食べたら病気になっても…食べる方を選ぶという方もいらっしゃる?(笑)
本当に病気になって、もし死を直面しても本当に後悔しないのでしょうか?
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食感は大切ですが…サクサク食感!とか、賞味期限を長くするために硬化油を使う?
普段から食べてる食感…ケーキはフワフワ、焼き菓子はサクサクが美味しい!
そんな美味しさの固定観念というか感覚が、食感や甘さ長持ちを重視させてます。
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私は何よりも…ご自身のカラダを重視して欲しいなぁって、切に願ってます。
自然のものだけでは駄目でしょうか?サクサクじゃ無くても美味しく頂けます。
こうあるべき!は食感、甘さ長持ちじゃなく、ご自身の体を基準に考えて欲しい…
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その時必要なものを、必要なだけ食べれたら…頑張ってサステナブル!とやらずとも
食材が残らない日々の行動で、健康なカラダづくりも実行出来ると思ってます。
後悔先に立たず…周りに流されず、よく考えて選択して行動しないとです!
色んな物が溢れてる外では外を楽しみ(+)、家ではチョイスしたもので(−)整え
±0で、フラットな状態になれたら…こんなに素敵な事はないと思うのです!


私のスイーツは素材も、無農薬無化学肥料〜有機の物に拘り作ってます。
確かに素材が高額な分、価格も高くなってしまうのは否めません…
アレルギーや病気を発症するリスクや、発安心して食べて欲しい
そんなスイーツをこれからも拘り続けて、作り続けていこうと思ってます。
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みんなで集まっでなにかを食べる時に、誰かが食べれずに我慢するなんて…
みんなで食べれるって、本当に幸せだと思うんです。食べる事は楽しい♪
みんなが自然と笑顔になれて、幸せな時間になって欲しいと願いつつ…
山の上キッチンで、ひとりコツコツと"天使のスイーツ"を作ってます♪